個人開発を支える技術NightでしたLT #mydev
参加してLTしました。新しい技術を使ってるわけでもなく多数のユーザーを抱えていたりするわけでもない普通の徳の低い話で恐縮です。
LTアウトライン
- ※フィリピンにいたときつくったというだけでフィリピンの話ありません
自己紹介
- ギークハウス神田秋葉原
- このサイトも個人開発のひとつ
どんな個人開発をしているか
フィリピン個人開発の背景
- 休日することなかった
- 仕事に刺激がなかった
つくったものその1: Ceeker
- Twitter会話リーダー
- deeeki/ceeker (ソースのみ)
Ceekerの背景
- 会話になったツイートって割と有益
- 集めたらおもしろいのでは
Ceekerの技術
Ceekerの知見
- Railsの便利さ、ありがたみ
- 各gemにくわしくなる
- Worker Dynoのありがたみ
- エラーでも自動再実行してくれる
つくったものその2: Slidegate
- 人気スライド一覧
- Slidegate (Web)
- deeeki/slidegate (ソース)
Slidegateの背景
- ローカルにスライド自動収集してる (別の個人開発)
- 多すぎて全く読めてない
- いいスライドは仕分けしてとっておきたい
Slidegateの技術
- スクレイピング
- はてブ件数取得API
- ブックマーク数の更新のため
- 1リクエストで複数URLに対応していて省エネ
- Heroku(Scheduler)
- Rails / Mechanize
Slidegateの知見
- Twitter Bootstrapでいい
- 飽きを超えてデファクトになりつつある / 仕事でも使ったりする
- exception_notification-rake
- rake実行時の例外メール通知
- Web UIあると使ってもらって反応もらいやすい
- 自分しか使わないオレオレ仕様でもWebつくったほうがいい
個人開発の知見とか
- ※あくまで個人の意見です
何をつくるか
- 受けそうなものよりも、自分が使いたいもの
- 単純に楽しい
- ドッグフーディング
開発スタイル
- (WIP)PRしないで常にmasterにpush
- commit粒度は割と丁寧
- テスト書かない
- リリースまでのTODOリストくらい
勢い大事
- とにかくリリース
- 運用でみえてくるものもある
- モチベーションなくなったらそのときはそのとき
モチベーションの維持
- コミュニケーション
- チャットサービス
- もくもく会
少人数チャット
- 相談 / 雑談 / レビュー
- いい感じの刺激/息抜きに
- Slack / Idobata / HipChat
mtsmhack / lounge - Idobata (for Guest)
無料サービスありがたい
- 気軽に試せる
- 運用楽
- Heroku / MongoLab / 各種CI
ソースコードの公開
- メリット > デメリット
- 外部ストレージ / 誰かの参考 / 草生やし
- そんなに見向きされない
- PRきたりしない
- パクられもしない
Webサービスで稼げるか
- (自分の経験では)なんかうまくいかない
- リリース前にお蔵入り
- ドメイン失効からの消滅
- 広告ありきの画面デザインしんどい
お金の稼ぎかた
- 働いて稼ぐ
- 安定収入
- 資産運用(株とか)で稼ぐ
- 不労収入
知見まとめ
- 使いたいものつくる
- チャットの存在がいい感じ
- 仕事とバランス取ってチーム開発に還元できるといいですね
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感想
自分と似た意見や逆に異なる意見があることがわかりましたし、とにかくいろんな人の話が聞けてよかったです。久々に酒を飲んで頭がいたいので雑ですみません。
個人開発を支える技術Nightのスライドまとめ - nekovaの日記
主催/会場提供ありがとうございました! 第2回もあるそうです!
フィリピンでWebエンジニア 2014 生活編
フィリピン-マニラ-クバオ地区での生活情報をおとどけします。
※ペソ表記が多数でてきますが記事公開時のレートは1ペソ=2.35円です
インターネット
まずはこれがないと始まりません。ここ数年のインフラとデバイスの発達により、かなり手軽になったように思います。
この組み合わせがベストではないでしょうか。1ヶ月定額はLTE回線が使えて995ペソです*1。そしてパケット上限はなく、使い放題です。動画も余裕で見られます。たまに1-2時間程度使えなくなることがあって、そのくらいが難点。
ちなみに、GlobeのプリペイドSIMはLTE非対応かつテザリング不可なので、キャリアはSmartを選択したほうがいいと思います。
宿泊
フィリピンに限りませんが、上記2サイトが探しやすいでしょう。
たまたま会社へ好アクセスな場所に、破格な安さのゲストハウスがありました。
- 1週間以上滞在で1日200ペソ、1ヶ月で4000ペソ(通常1日400ペソ)
- ドミトリー、エアコンなしファンのみ
- 昨年オープンで比較的きれい
- ロビーでWi-Fi利用可
結局ここにずっと住んでました。昼間の暑い時間帯に過ごすのはしんどそうに思われますが、平日は会社に行って宿では寝るだけなので特に問題ありませんでした。ケーブルTV契約されててチャンピオンズリーグ決勝が観られたのもよかったです。
食事
日本に比べれば明らかに安いんですが、質と種類が貧弱です。肉の何かとご飯、という組み合わせばかりです。野菜がなかなか食べられません。カレーやラーメンの店も少ないです。
朝食はローカル食堂で50ペソで食べてます。主菜と目玉焼きと焼き飯とスープです。主菜はフライドチキンと揚げ魚とSisig(細かい肉の野菜炒め)をローテーションしてます。 昼食は近くの商業施設で気分によりけり。そもそも満足のいく店に当たることが少ないので、DRYランチ*2を実施する気にはなりませんでした。 夕食はファストフード店で軽めに食べたりしてました。
休日に少し羽を伸ばして、日本料理やラーメンを食べに行く感じでした。
MRTクバオ駅に隣接したFarmars Plazaにあるこちらの店が気に入って、毎週末食べに行ってました。トンカツ料理屋なんですがなんですが100-300ペソとリーズナブル。そしてなぜか客が少ないので静かです。
シェイク三昧
食事が微妙かつ安価で済むので、昼下がりには冷えたシェイクをつい飲みたくなります。
どちらもスモールサイズで35ペソからです。Zaguのほうが味が豊富で安いんですが、粉末からつくられてます。Fruitasはリアルな果物からです。
その他おすすめ軽食
- ケンタッキーのチキンバーガークラシック 29ペソ
- この価格帯で唯一の野菜入りバーガー
- ケンタッキーのポテト 29ペソ
- ファミリーマートの抹茶ソフト 25ペソ
- セルフサービスなので多めに盛れる
休日
たまに人と会ってたりしましたが、基本特にやることがありません。評判のレストランに足を運んだりしつつ、プログラミングしてました。
プログラミングやもくもく作業に個人的なおすすめは、モールのフードコートです。自分はカフェでの作業が性に合わないのですが、その根本にはトイレ問題があると思ってます。ここフィリピンでMacbookを放置してトイレにいくのはリスクが高いです。かといってトイレの都度店を変えるのもだるいです。フードコートならその葛藤が緩和されます。ぶっちゃけ何も飲食しなくても注意されなかったりします(寝てたら注意されましたが)。
前述したシェイクを頼んでのフードコートプログラミングが小さな楽しみだったりしました*3。
おわりに
そんなフィリピン生活も残り一週間となりました。
日系企業現地採用や英語留学とは程遠い特殊な生活ですが、何かの参考になれば幸いです。
フィリピンでWebエンジニア 2014
縁あって、またフィリピンでインターン的なことしています。3週間経ったところです。
経緯
- 花粉疎開でセブにいたらオファーがあった
- RubyConf Philippinesで再会して話を聞いた
- 前回はできなかったチーム開発ができそう
- フィリピントップクラスのOSSエンジニアが参加している
ということで面白そうだったので、期間を決めてやってみることにしました。
開発環境
- GitHub(git-flow with PR)
- Wercker(CI), Code Climate(品質チェック), Slack(コミュニケーション)
- Rails, PostgreSQL, RSpec, Cucumber
- AWS, Ansible, Capistrano
割とモダンな環境といえるかと思います。チームは自分含め6-8人体制です(流動的)
やったこと
- 新規開発者向けドキュメント整備
- Guard/Springによる自動テスト導入
- ParallelTestsによる分散テスト導入
- Rails4.0 -> Rails4.1アップグレード
その他、ある大枠の機能をアサインされ地道に開発してました。
知見など
- Railsで階層化したModelは規約から外れるため避けたほうがいい
- foo_barsテーブルからはFooBarモデルが期待され、Foo::Barモデルではない
- 変数名や関連名にnamespaceを付けるかどうか悩むことになる
- 統一性のためすべてにnamespaceを付けたが長ったらしくなってしまった
- Rails4.1.1はControllerを特殊な使い方するとvariant絡みでエラーになる
- PostgreSQLのhstoreは文字列のみのハッシュなため使いどころが限定されそう
- Redisのモック用gemはFakeredisよりもMockRedisが良さ気
ツール雑感
Cucumber
いやー、しんどいですね。ステップ定義が別ファイルなのが。共通化するとgrepで探しづらくなりますし、逆にしないとファイルが別な意味がない。クライアントの要望もあって採用しているようですが、開発者だけで完結するのであればRSpecのfeature specがいいと思います。
Wercker
プライベートリポジトリでも無料で使えるCIサービス。ただ重めのテストが増えてきたせいか、コード以外の要因でよく失敗するようになりました。その都度Rebuildするのは不毛ですし、もはや無視するレベルになりつつあります。軽いテストしかないのであれば信頼したまま使えるかもしれません。そうでなければJenkinsを建てたほうがいいと思いますし、現プロジェクトも移行予定です。
Slack
チームに特化したコミュニケーションツール。無料。Mac/iOS/Androidアプリあり。チャンネルによる話題の分散と、豊富なAPI連携。PRやCIを通知してます。Skypeの煩わしさをすべて解決したような使用感で、かなり気に入りました。ただ1チームで1ウインドウのようなかたちになっているため、複数のチームで同時進行するような場合はやや使いづらいかもしれません。
全体雑感
ツール類はモダンなんですが、開発フローやソースコードは未熟な点が多いように見受けられます。PRはするものの2人以上LGTMでマージOKみたいなルールはなく、メインブランチで普通にテストが落ちたり、デバッグのputsが紛れ込んだこともあります。これにはフィリピン人の気質だったり会社のゆるい文化的なものが背景にあるかもしれません。
英語
相変わらず伸びてません。チャットだとなんとかなるんですが、会話だと聞き取れなかったりスムーズに伝えられなかったりということがあります。
また、なんとなく英語でツイートすることにしてみました。そしたらWerckerに[ci skip]がない件を拾ってもらえて本体に実装されたり*1、Ansibleの開発者からメンションきたり*2ということがありました。おそらく日本語だとスルーされたかもしれませんが、こういうやり取りできることが普通と思えるくらいまで続けてみたいですね。
やりたいこと
やはり開発フローの改善でしょうか。朝会/日報による見える化、ふりかえり/KPTによる改善、複数人でレビューする習慣、など。数カ月前にとてもいいチームで開発ができていた経験を、少しでも共有できたらと思います。あとは英語を話す機会を増やす意味でも、社内勉強会的な場で発表とかしてみたいですね。残りは1ヶ月ほどですが、積極的に動いてみたいと思います。
コミット数も上位キープしてみたいですね!
おまけ
Slackの体験、また他のコミュニティの活用例に感化されて、Idobataルームをつくってみました。
mtsmhack / lounge - Idobata (for Guest)
みたいな感じにできたらと思います。入退室/発言は自由なのでお気軽にどうぞ!
海外旅行持ち物レビュー 2014春
3月頭から、東南アジアへ花粉疎開してました。主に初めて持っていったものを中心に、実際使ってみた感想を残しておきたいと思います。
海外初使用
Nexus5
Nexus 5 - 製品情報 | EMOBILE 4G-Sスマートフォン
最新スマホがSIM入れ替えだけでそのまま使えるのがいいです(昨年は古いiPhone3GSをJBしたが微妙だった)。テザリングできるのも便利。周波数帯の対応状況もいいみたいです(フィリピン/タイでは問題なし)。
MacBook Pro Retina 13インチ
昨年は15インチを使っていて長時間歩くとしんどかった記憶があります。比べて13インチは全然許容範囲で、さほどつかれませんでした。
ちびファイ
PLANEX 無線LANルーター ちびファイ2 MacBook Air対応 MZK-UE150N
仕事させてもらってたフィリピンのオフィスにはルーターがありませんでしたが、これのおかげでミニマムなWi-Fi環境を手に入れられました。だいたいどこでもWi-Fi使えるはずですが、念のためケーブルとともに持っていくといいでしょう。
コンパクトデジカメ
ソニー Cyber-shot DSC-TX30(S) シルバー
ごつい一眼レフは自分には合いませんでした(レンズのフタ開閉とかしんどい)。microUSBで転送/充電できるのがいいです。DSC-TX30はスライド式でレンズが汚れにくい気がします。防水の恩恵はまだ受けてません。
ボディバッグ
観光におけるかばんは、"大は小を兼ねる"とはいえないと思います。適切な大きさなほうが動きやすいですし、体の負担も軽いです。
旅行財布
ユニークかつ必要最小限な構造で、特に問題なく使えてました。ホテルなどのキーがつなげられる穴が地味に便利と思います(1箇所にまとまるので)。
レッグポーチ
膝より下に装着するものだと思うのですが、だいたいハーフパンツを履くのでそもそも隠せないという欠点がありました。パスポートも入りますが動きづらいと思います。ほとんど装着せずに第2の財布として使ってました。
ジャージーズ
履き心地はまさにジャージで、疲れません。ハーフパンツ不可な場所もあったりしますし、1枚くらいあるといいでしょう。
サニタリーポーチ
トラベル ケース / 洗面 用具 / 小物 収納 / ハンガーフック付き / 撥水 防水 【WL Products】TP211
乾燥のために常に吊るしてたら肝心のS字が破損してしまいました。乾燥の運用を考える必要があります。
携帯用ウォシュレット
Panasonic 携帯用おしり洗浄器 ハンディ・トワレ ブラック DL-P300-K
毎回水を準備しないといけませんが、それに見合う価値はあると思います(ウォシュレットに慣れきってしまっている日本人にとっては特に)。落としたり手入れが不十分だったりしたせいか2週間で使えなくなってしまったのが誤算でした。次回はとりあえずメーカーを変えてみるつもりです。
スポーク
ハイマウント(HIGHMOUNT) ライトマイファイヤー スポークS(Tritan)RD 26101
常備しておけばどこでも気軽にインスタント食品が食べられます。
地球の歩き方(自炊)
D17 地球の歩き方 タイ 2014~2015 (ガイドブック)
自分はなかなか事前にプランを決められない人間です。これがあるのとないのでは、現地での行動の幅が大いに違ってきます。現地の言語の簡単なまとめも役立ちます。電子化することで荷物にならなくていいです。
HANABI
フィリピン人と英語でプレイしたりしましたが、シンプルかつユニークなルールのおかげで十分に楽しめました。タイ/カンボジアではゲストハウス転々としてましたが社交性のなさから全く布教できなかったのが心残りです。
個人的定番
カーゴハーフパンツ
ユニクロ ロールアップスリークォーターカーゴ - UNIQLO ユニクロ
ひざ上のボタン付きポケットに財布などを入れて多少なりとも盗難防止につとめてます。別にユニクロでなくてもいいですが手に入りやすいので(1回の旅行で着倒すのでかれこれ3着目)。
スイムタオル
MIZUNO(ミズノ) スイムタオル グリーン 85ZT75133
乾きやすく、繰り返し使えて便利です。荷物にもなりません。汚れの吸収力は劣ると思います。
さいごに
縁あって、再び割とすぐに海外に行くことになりました。また新しいものも試したりしつつ、選別力を高めていきたいと思います。
セブのITスタートアップイベントに行ってみた
- ON3 Participant Details
- ON3: Startup / Business Plan Coaching & Pitching Competition (April 10-12) - TechTalks.ph from Cebu and Beyond (Cebu) - Meetup
たまたま検索していて見つけました。平日でしたが滅多になさそうなイベントだと思ったので、ESLの授業を一部休んで参加してきました。
会場は大学のホールでした。イベントの主催団体が、大学と提携しているようです。
ピッチコンテスト
メインはスタートアップによる3分間のエレベーターピッチでした。2日間かけてブラッシュアップして、当日に臨んだようです。未ローンチのもののがほとんどですが、簡単に紹介してみます(内容まちがってたらすいません)。
GroupJump
- Groupjump
- クレジットカード統合サービス?
Xekyn
- Xekyn
- ビデオ通話メッセージサービス
Levitan Software
- Levitan Software
- スマートフォンアプリの開発
miiMove
- モーションキャプチャを利用したスポーツトレーニングスマフォアプリ
Surebooked
- Surebooked Home | surebooked.com - online booking system
- 旅行時の予約一元化サービス
Cebu Allready!
- Cebu Allready!
- セブの観光プランニングサービス
SpellDial
Nambal
Pinoyborn
- Welcome - pinoyborn.com | for Filipino people
- フィリピンローカルなSNS?
感想
イベントに行く前は規模感もレベル感も全く読めませんでした。しかし実際ピッチを聞いてみると、チームごとに差はあるものの、良いアイデアと高い技術を持っていることが分かりました。半分以上はスマートフォン前提にもなっていました(会場には普段全然見かけないマカーも3分の1くらいいました)。
ただ当然ながらオール英語で、スライドと合わせても理解できたのは30%くらいです。英語のみで仕事ができるようになるにはまだまだ遠い道のりだなーと感じました。
空き時間に数人の参加者とは話せたものの、あまり深くは話せず、授業のために途中で帰ってしまったのが心残りです。利用OSSプロダクトとかサーバーとか開発環境とか、いろいろ聞いてみたかったです。
この中のいくつかのスタートアップとは、別のイベントとか、あるいは日本のネットメディアなんかでまたお目にかかれたら嬉しく思います。
ちなみに、5月には同じ場所で3日間のハッカソンイベントが開催されるみたいです。
セブ島で大喜利ニートさんに会った話
会いたい人には積極的に会うといい、ってのが最近のテーマだったりしてまして。今いるセブでしか会えない大喜利ニートさんにお会いしてきました。
大喜利ハウス in セブ島 在住のニート、@burara さん。
「英語はきたときから進歩ゼロですね」っていってましたが、店の注文とかは普通にできてました。大家さんとも仲が良く、たまに話してるみたいです。そんな大喜利ハウスにもおじゃまさせていただきました。ひとりで住むにはもったいないでかさでした。食事は面倒なので1日1食なのだそうです。2-3日外に出ずにコーラだけで過ごしたこともあるとか。見つけた蟻は潰す主義だそうです。
ネットをするburaraさん。大喜利Tシャツは1枚しかないそうです。
行商からマンゴーアイスを買うburaraさん。1つ10ペソ。
「ひとりで大喜利するのってしんどいんですよね」とのことで、こちらもどんな風にやられてるのか興味があったので、あらためて出かけることに。道中、セブ着いた初日に詐欺にひっかかった話とか、同じ子どもに3回カメラ盗まれそうになった話とか聞きました。
各所で大喜利やなぞかけの撮影をお手伝いさせていただきました。セブっぽいものをお題にするのが縛りみたいです。なぞかけはすぐに答えが思い浮かぶものではなく、けっこう長い時間考えたのちに、撮影に臨むというスタイルでした。ねづっちはやはりすごいそうです。
カルボンマーケットでなぞかけを考えるburaraさん。
カルボンマーケットで卓球するburaraさん。
まさかフィリピンの道端で卓球するとは思いませんでした。自分はすぐ交代しましたが、buraraさんは長時間試合してました。隙あらばスマッシュ狙ってました。
みんな楽しそうだったし僕も楽しかったんですが、心のどこかに「負けたら金取られる」という思いがありました。真剣に卓球をしました。
— ぶらら@セブ島大喜利ハウス (@burara) April 1, 2012
なんというか独特の存在感で、お話しする中で発見も多く、普段できない経験もできたりして、総じて楽しく過ごせました。もしセブに来られる機会があれば、ぜひお会いして、大喜利撮影のお手伝いをしてあげるといいんじゃないかと思います(大喜利ハウスFacebookページのいいね!でも応援できます)。
ストリート卓球でいっしょにいた子どもたち。
なぜかみんな写真撮られるが好きみたいです。撮ってほしいとせがまれます。
馬車に乗って帰りました。2人で200ペソ。タクシーよりも高かったです。
フィリピン・ラングリッチに短期留学してきた
きっかけ
遡ると、このエントリ。なんか楽しそうだなあと思った記憶が。
そしてRuby会議。@tomoyatonさんという自分と志向の近そうなエンジニアが経営していることに惹かれ、オンライン英会話をやるならラングリッチと思っていました。
昨年10月にお試しプランで初オンライン英会話、喋れなさに撃沈。12月に再度試すも、やはり撃沈。その間英語学習は全くできていませんでした。このままではやばいと思い、何かしら特効薬的な効果を求めて留学を考え始めました。
予約
そんな中拾ったのが、ラングリッチ留学説明会の情報。願ってもないタイミングだったので、小旅行も兼ねて東京に行ってきました。
たまたま近い日に開催された別のイベントにも足を運んで、経営者の一人@curiousirさんの創業時のお話を聞き、いい感じで留学モチベーションが上がっていきました。
説明会の盛況ぶりや同時期の@HAL_Jさん@elm200さんの怒涛のツイートを浴びて、今行かなかったら次予約取れるかわからないと思い、地元に戻ってすぐに留学の問い合わせ。航空券の調整をしつつ何度かのやり取りを経て、最終営業日の12月30日に入金して確定させました。
準備
航空券はこちらの代理店で手配しました。マニラ経由は若干面倒らしく、セブパシよりも大韓航空をおすすめされました。乗り継ぎ手順など資料付きで詳しく説明していただき、大変助かりました。
あとは年末にLang-8を始めて、年始に何冊かの英語学習の本を買いました。Lang-8毎日書いて本数冊は読み終えようと目論んでいましたが、仕事を前倒しでやる必要があったため全然時間とれませんでした。もう現地でやろうとキャリーバッグに詰め、渡航の日を迎えました。
授業
標準プランのマンツーマン2時間×3*1。あと、グループレッスン1時間があります。1ヶ月6時間プランだとおまけで付いてくるので、やらないよりはやったほうがいいかと思います。
教科書
2冊購入しました。
- Reading Advantage I
- オーソドックスな教科書。トピックを要約したり語彙増やしたり。Iは文章量が少ないので、最初からIIを選んだほうがいいかも
- Impact Issue I
- トピックに関連した意見やプレゼンなどスピーキング寄りの教科書。恋愛ネタが多く非コミュにはしんどい
授業のネタはオンライン用教材でもいいですし、ネット記事でもフリートークでもいいです。新聞を買ってきてる人もいました。
振り返ってみると、自分の学習方法はあまり良くなかったと思います。最初の2週間は教科書の予習くらいしかやっていなく、文章の繰り返しの音読や、トピックを膨らますような会話の準備が全然できていませんでした。復習も疎かでした。3-4週目はネット記事やフリートークを試みました。しかし非コミュなのに2時間フリートークは至難の業です。興味のある分野や質問をあらかじめいくつか用意しておくのがいいと思います。実際に行こうとしている場所への行き方やそこの情報を聞くのは、必要に駆られているぶん話がしやすかったです。
結局、聞き取りはなんとなくできるのですが、最後まで発話には苦労しっぱなしでした。
宿舎
一人部屋だったのですが、けっこう広いです。電源タップとルームライトが支給されてました。あとウォーターサーバーと冷蔵庫あり。しかし、窓の鍵が壊れてたり*2、虫がたまに出たり、トイレがたまに詰まったり。最初は戸惑いましたが、慣れてみると逆に生活力がついてよかったとも思えます。潔癖の傾向がある人にはなかなか厳しい環境かもしれません。
Wi-Fiは、部屋によって差がある模様。自分の部屋は入り口付近でしか使えませんでした。欲が断てるのはいいかもしれませんが、授業のネタとしてネットの記事を使いたいこともあるので、ないよりはあったほうがありがたいですね。
食事
宿舎で日本食が3食分用意されています。朝食はパンとおかゆ的なものの2パターンのローテーション。昼食と夕食は15種類くらいで1週間のローテーション。品数は少なめです。たまに街で食べるくらいがバランスいいかもしれません。食に関するコストはおおむね日本の半分以下な印象です。
街
宿舎から歩いて10分のAyala Centerが便利です。レストランが充実していて、モノは何でも揃います。100ペソ(1ペソ≒1.8円)でサンダルやTシャツやハーフパンツが買えます。
交通手段はタクシーが初乗り40ペソ。ジプニーは1乗車7-10ペソと安いですが、乗るのに慣れが必要です。乗る前に行き先を確認するといいと思います。大通りに面した歩道は空気が悪いです。喉がやられた人も多かったです。
滞在後半はMarriott Hotelというロビーで快適なWi-Fiが使えるところに入り浸ってました。最終週にドライマッサージ(200ペソ)初体験したら内出血しました。
フィリピン人
先生はとても明るい性格の人ばかり。こちらのつたない英語でもきちんと理解してくれます。そしてずっと喋ってます。あんなに喋っても喉がつぶれたりしないのが不思議。直接関わってない先生も初対面で名前で呼んでくれたりして、感心したのを覚えています。ぜひまた再会したいですね。
街中でも悪い人には(自分は)遭ってません。チップを要求されることもほとんどありませんでした。
感想
いちおうメインに考えていたスピーキングですが、自信がつくほどの上達は得られなかったです*3。スムーズな日常会話はまだできません。質問のしかたは慣れたので、英語圏への海外旅行はできそうってくらいです。初心者は3ヶ月でようやくコツがつかめる、というのが自分が聞いたりした平均的な感覚なので、そんなものなのかと。ただあせりもあります。
留学期間1ヶ月とした場合で最大限活かしたいなら、少なくともオンライン英会話を1〜数ヶ月継続した経験や、VOAやグロービッシュとかの1500語程度の単語は覚えてから行ったほうがいいと思われます。TOEICは600-750程度でしょうか。
自分は意思が弱くてできそうになかったので、とりあえず現地に行ってみました。時間的に余裕のある人は、それもありだと思います。マンツーマンの英語授業はもちろん、普段接点のない個性的で魅力的な仲間との出会いや、週末のリゾート観光。日本では味わえない貴重な経験ができました。総額30万程度かかりましたが、とても満足しています。
また自分の滞在期間はちょうど変革期だったようで、先頭で舵を取る@curiousirさんのツイートにわくわくしていました。生徒数が一気に倍になったりとかもありましたが、食堂が狭く感じた以外は、利用者として純粋に変化を楽しむことができました。
スピーキングに関しては、必要なのは英語の知識よりもとにかくコミュニケーション能力、自ら話すこと。そして英語学習全体では、やはり継続することが重要なのだと思います。当たり前のことを身を持って実感しました。
本来帰国後すぐにオンライン英会話など継続するべきなのですが、早速できていなかったりします。この記事を書き上げたらタスクはひと通り片付くので、生活の一部となるくらい楽しく前向きに続けられたらと思います。
セブ・ラングリッチカレッジで出会ったみなさん、ありがとうございました!
2月末に説明会があるみたいです。お近くで興味のある方はぜひ!