フィリピン・ラングリッチに短期留学してきた

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きっかけ

遡ると、このエントリ。なんか楽しそうだなあと思った記憶が。

そしてRuby会議。@tomoyatonさんという自分と志向の近そうなエンジニアが経営していることに惹かれ、オンライン英会話をやるならラングリッチと思っていました。

昨年10月にお試しプランで初オンライン英会話、喋れなさに撃沈。12月に再度試すも、やはり撃沈。その間英語学習は全くできていませんでした。このままではやばいと思い、何かしら特効薬的な効果を求めて留学を考え始めました。

予約

そんな中拾ったのが、ラングリッチ留学説明会の情報。願ってもないタイミングだったので、小旅行も兼ねて東京に行ってきました。

たまたま近い日に開催された別のイベントにも足を運んで、経営者の一人@curiousirさんの創業時のお話を聞き、いい感じで留学モチベーションが上がっていきました。

説明会の盛況ぶりや同時期の@HAL_Jさん@elm200さんの怒涛のツイートを浴びて、今行かなかったら次予約取れるかわからないと思い、地元に戻ってすぐに留学の問い合わせ。航空券の調整をしつつ何度かのやり取りを経て、最終営業日の12月30日に入金して確定させました。

準備

航空券はこちらの代理店で手配しました。マニラ経由は若干面倒らしく、セブパシよりも大韓航空をおすすめされました。乗り継ぎ手順など資料付きで詳しく説明していただき、大変助かりました。

あとは年末にLang-8を始めて、年始に何冊かの英語学習の本を買いました。Lang-8毎日書いて本数冊は読み終えようと目論んでいましたが、仕事を前倒しでやる必要があったため全然時間とれませんでした。もう現地でやろうとキャリーバッグに詰め、渡航の日を迎えました。

(現地でLang-8創業者@yang8さんに同じ生徒として会うとは思いもしませんでした)

授業

標準プランのマンツーマン2時間×3*1。あと、グループレッスン1時間があります。1ヶ月6時間プランだとおまけで付いてくるので、やらないよりはやったほうがいいかと思います。

教科書

2冊購入しました。

  • Reading Advantage I
    • オーソドックスな教科書。トピックを要約したり語彙増やしたり。Iは文章量が少ないので、最初からIIを選んだほうがいいかも
  • Impact Issue I
    • トピックに関連した意見やプレゼンなどスピーキング寄りの教科書。恋愛ネタが多く非コミュにはしんどい

授業のネタはオンライン用教材でもいいですし、ネット記事でもフリートークでもいいです。新聞を買ってきてる人もいました。

振り返ってみると、自分の学習方法はあまり良くなかったと思います。最初の2週間は教科書の予習くらいしかやっていなく、文章の繰り返しの音読や、トピックを膨らますような会話の準備が全然できていませんでした。復習も疎かでした。3-4週目はネット記事やフリートークを試みました。しかし非コミュなのに2時間フリートークは至難の業です。興味のある分野や質問をあらかじめいくつか用意しておくのがいいと思います。実際に行こうとしている場所への行き方やそこの情報を聞くのは、必要に駆られているぶん話がしやすかったです。

結局、聞き取りはなんとなくできるのですが、最後まで発話には苦労しっぱなしでした。

宿舎

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一人部屋だったのですが、けっこう広いです。電源タップとルームライトが支給されてました。あとウォーターサーバーと冷蔵庫あり。しかし、窓の鍵が壊れてたり*2、虫がたまに出たり、トイレがたまに詰まったり。最初は戸惑いましたが、慣れてみると逆に生活力がついてよかったとも思えます。潔癖の傾向がある人にはなかなか厳しい環境かもしれません。

Wi-Fiは、部屋によって差がある模様。自分の部屋は入り口付近でしか使えませんでした。欲が断てるのはいいかもしれませんが、授業のネタとしてネットの記事を使いたいこともあるので、ないよりはあったほうがありがたいですね。

食事

宿舎で日本食が3食分用意されています。朝食はパンとおかゆ的なものの2パターンのローテーション。昼食と夕食は15種類くらいで1週間のローテーション。品数は少なめです。たまに街で食べるくらいがバランスいいかもしれません。食に関するコストはおおむね日本の半分以下な印象です。

宿舎から歩いて10分のAyala Centerが便利です。レストランが充実していて、モノは何でも揃います。100ペソ(1ペソ≒1.8円)でサンダルやTシャツやハーフパンツが買えます。

交通手段はタクシーが初乗り40ペソ。ジプニーは1乗車7-10ペソと安いですが、乗るのに慣れが必要です。乗る前に行き先を確認するといいと思います。大通りに面した歩道は空気が悪いです。喉がやられた人も多かったです。

滞在後半はMarriott Hotelというロビーで快適なWi-Fiが使えるところに入り浸ってました。最終週にドライマッサージ(200ペソ)初体験したら内出血しました。

フィリピン人

先生はとても明るい性格の人ばかり。こちらのつたない英語でもきちんと理解してくれます。そしてずっと喋ってます。あんなに喋っても喉がつぶれたりしないのが不思議。直接関わってない先生も初対面で名前で呼んでくれたりして、感心したのを覚えています。ぜひまた再会したいですね。

街中でも悪い人には(自分は)遭ってません。チップを要求されることもほとんどありませんでした。

感想

いちおうメインに考えていたスピーキングですが、自信がつくほどの上達は得られなかったです*3。スムーズな日常会話はまだできません。質問のしかたは慣れたので、英語圏への海外旅行はできそうってくらいです。初心者は3ヶ月でようやくコツがつかめる、というのが自分が聞いたりした平均的な感覚なので、そんなものなのかと。ただあせりもあります。

留学期間1ヶ月とした場合で最大限活かしたいなら、少なくともオンライン英会話を1〜数ヶ月継続した経験や、VOAやグロービッシュとかの1500語程度の単語は覚えてから行ったほうがいいと思われます。TOEICは600-750程度でしょうか。

自分は意思が弱くてできそうになかったので、とりあえず現地に行ってみました。時間的に余裕のある人は、それもありだと思います。マンツーマンの英語授業はもちろん、普段接点のない個性的で魅力的な仲間との出会いや、週末のリゾート観光。日本では味わえない貴重な経験ができました。総額30万程度かかりましたが、とても満足しています。

また自分の滞在期間はちょうど変革期だったようで、先頭で舵を取る@curiousirさんのツイートにわくわくしていました。生徒数が一気に倍になったりとかもありましたが、食堂が狭く感じた以外は、利用者として純粋に変化を楽しむことができました。


スピーキングに関しては、必要なのは英語の知識よりもとにかくコミュニケーション能力、自ら話すこと。そして英語学習全体では、やはり継続することが重要なのだと思います。当たり前のことを身を持って実感しました。

本来帰国後すぐにオンライン英会話など継続するべきなのですが、早速できていなかったりします。この記事を書き上げたらタスクはひと通り片付くので、生活の一部となるくらい楽しく前向きに続けられたらと思います。

セブ・ラングリッチカレッジで出会ったみなさん、ありがとうございました!

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2月末に説明会があるみたいです。お近くで興味のある方はぜひ!